夢のブータン旅行、費用はいくら?安心の旅行会社選びとモデルプランをご紹介

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[著者情報]

この記事を書いた人:高橋 亜希子(たかはし あきこ)

トラベルジャーナリスト/旅行エッセイスト

高橋亜希子のプロフィール写真

大手旅行雑誌で15年間特集記事を担当後、独立。特にアジアの秘境や文化遺産を巡る旅を専門とし、ブータンへの渡航歴は5回。著書に『風の谷を歩く – ヒマラヤの麓で見つけた、本当の豊かさ』。

ブータンへの想い:
「いつか行ってみたい」と、心の中で大切に温めてきた場所はありますか。私にとって、ブータンがそうでした。初めて彼の地を訪れた時の、澄んだ空気と人々の穏やかな笑顔は今も忘れられません。あなたの長年の夢が、ただの観光ではない、一生心に残る体験となるように。この記事では、費用や手続きといった現実的な不安を一つずつ解消し、心から「この旅を選んでよかった」と思える計画の立て方を、丁寧にご案内します。

「いつか行ってみたい」と長年夢見てきた、幸せの国ブータン。いざ計画を始めようとすると「公定料金」「観光税」など見慣れない言葉が多く、費用が一体いくらかかるのか、不安に感じていませんか。

ご安心ください。この記事では、ブータン旅行の費用構造の「なぜ?」から、ご夫婦に最適な旅行会社の選び方、そしてゆとりあるモデルプランまで、あなたの不安を「安心」と「期待」に変えるための全知識を、順を追って解説します。

ブータン旅行の「なぜ高い?」を「なるほど、安心」に。長年の夢を最高の思い出にするお手伝いをします。

この記事を読み終える頃には、正確な予算感が掴め、数ある選択肢の中から自信を持って信頼できるパートナー(旅行会社)を選べるようになります。

まずはここから。ブータン旅行の費用が高い「理由」と「価値」

「結局、総額でいくら見ておけば安心ですか?」ということは誰もが気になるのではないでしょうか。その問いの前に、少しだけこの国の素敵な仕組みの話をさせてください。ブータン旅行の費用を理解する鍵は、持続可能な開発料(SDF:Sustainable Development Fee)というユニークな制度にあります。

私自身、初めてブータンを知ったときは「観光税が高い国」という印象しかありませんでした。しかし、現地で「このお金が子どもたちの教育費になるんだ」とガイドさんが嬉しそうに話すのを聞いて、考えが180度変わりました。持続可能な開発料(SDF)は、ブータンが国是として掲げる国民総幸福量(GNH)という理念を支えるための、未来への「素敵な贈り物」なのです。

このSDFは、旅行者が支払うことで国の発展に直接貢献する仕組みです。ブータン政府観光局によれば、SDFは旅行者を受け入れる地域の環境保護や、国民のための医療・教育の充実に使われます。つまり、旅行費用の一部は、ブータンの美しい自然と文化を守り、人々の幸せな暮らしを支えるために役立てられているのです。

持続可能な開発料(SDF)が、ブータンの教育、医療、文化保護、環境保全に使われていることを示す図解。

【総額まるわかり】ご夫婦2人・6日間のブータン旅行、費用の全内訳

費用の背景にある価値をご理解いただいた上で、次はいよいよ「結局いくら?」という具体的な疑問にお答えします。

ここでは、ご夫婦での記念旅行に最も人気の高いご夫婦2名、6日間のモデルケースで、費用の全体像を見ていきましょう。結論から言うと、お一人様あたり45万円~60万円、ご夫婦で90万円~120万円が、航空券も含めたおおよその目安となります。

この金額には、現地での費用がほぼ全て含まれているため、旅行中にお金の心配をする必要がほとんどないのが大きな特徴です。

ブータン旅行1人あたりの費用内訳を示す円グラフ。約40%が航空券、約15%がSDF、約45%がガイドやホテルを含むその他ツアー費用です。

【最重要】失敗しない旅行会社選び、3つのチェックポイント

ブータン旅行の満足度は、どのブータン政府公認旅行会社を選ぶかに大きく左右されます。パンフレットの価格だけで選んでしまうと、経験の浅いガイドに当たってしまったり、旅程が窮屈だったりと、一生の思い出が台無しになることも。

✍️  旅行会社のウェブサイトで「スタッフの現地視察レポート」や「お客様の声」が具体的に掲載されているかを確認してください。
なぜなら、ブータン旅行の満足度は、手配する専用車・専属ガイドの質で9割決まるからです。ウェブサイトに顔の見える情報が豊富にある会社は、それだけ現地との繋がりが深く、質の高いガイドを確保している可能性が高いと言えます。このひと手間が、最高のパートナーを見つける鍵になります。

大切な記念旅行を安心して任せられる旅行会社を見極めるために、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。

旅行会社選びの比較ポイント

チェックポイント ✅ ブータン専門旅行会社 △ 一般的な旅行会社
① ガイドの質 経験豊富で日本語堪能な専属ガイドを指名できる場合も。深い文化知識を持つ。 現地提携先のガイドに委託。質にばらつきがあり、日本語レベルも様々。
② プランの柔軟性 夫婦の体力や興味に合わせ、日程の調整や特別な体験(例:農家訪問)の追加に柔軟。 パッケージ化されたコースが基本で、細かいアレンジが難しい場合がある。
③ 緊急時対応 現地に精通したスタッフが、病気やフライト遅延などの不測の事態に迅速に対応可能。 現地提携先任せになり、対応に時間がかかる可能性がある。

ご夫婦におすすめ。ゆとりの6日間モデルプランと見どころ

最後に、熟年層のご夫婦が無理なくブータンの魅力を満喫できる、ゆとりを持った6日間のモデルプランをご紹介します。高地に体を慣らしながら、主要な見どころを巡る王道のコースです。

  • 1日目: バンコク経由で空路パロへ。到着後、首都ティンプーへ移動。
  • 2日目: ティンプー市内観光(メモリアル・チョルテン、巨大なブッダ像など)。
  • 3.日目: 古都プナカへ。ドチュ・ラ峠からのヒマラヤの絶景を楽しむ。
  • 4.日目: プナカ観光後、パロへ戻る。
  • 5日目: タクツァン僧院へハイキング。ブータン観光のハイライトです。
  • 6日目: パロから空路、バンコク経由で帰国の途へ。

このプランのハイライトであるタクツァン僧院へのハイキングは、標高約3,000mの断崖絶壁に建つ寺院を目指す道のりです。経験豊富な専用車・専属ガイドが一緒だからこそ、ご自身のペースで休憩を取りながら、安心して挑戦することができます。ガイドは単なる案内役ではなく、高山植物の名前を教えてくれたり、寺院にまつわる深い物語を語ってくれたりと、タクツァン僧院への訪問を、単なる観光から忘れられない深い体験へと変えてくれるのです。

まとめ:あなたの夢の旅は、もうすぐそこに

この記事では、ブータン旅行の費用、プラン、そして何より信頼できるパートナー(旅行会社)選びが、旅の満足度にとっていかに重要かをお伝えしてきました。

持続可能な開発料(SDF)の価値を理解し、価格だけでなく「専門性」で旅行会社を選べば、きっとお二人が夢に見た以上の、素晴らしい旅が実現するはずです。

長年の夢の実現は、もう目の前です。この記事で得た知識を「お守り」に、自信を持って最初の一歩を踏出してください。

まずは、この記事で紹介したような専門性の高い旅行会社に、気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。「夫婦の記念旅行で、こんな旅がしたい」と伝えるだけで、きっとあなただけの特別なプランを提案してくれますよ。

参考文献

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