初めての冬の北海道旅行、すっごく楽しみですよね!でも、服装だけが心配…その気持ち、とても良くわかります。私も東京から移住した初日、お気に入りのコートが全く役に立たなくて心が折れかけました(笑)。でも大丈夫。今日は、そんな私の失敗談も踏まえて、あなたの持っている服を活かしつつ、絶対に失敗しないアイテムの選び方と着こなし術を、全部お伝えしますね!
この記事を読めば、あなたの手持ちのセーターやパンツを活かしつつ、買い足しは「滑らない靴」と「機能性インナー」だけでOKな、暖かさとお洒落を両立する最強の着こなし術が分かります。もう服装で悩むのは終わり。万全の準備で、最高の思い出を作りましょう!
そのコート、実は危険かも?東京の冬服が札幌で通用しない3つの理由
「手持ちのコートでも、中にたくさん着込めば大丈夫かな?」初めての冬の北海道旅行を計画するとき、多くの人がそう考えます。私もそうでした。東京で愛用していたお洒落なウールのロングコートで新千歳空港に降り立ち、バス停へ向かう5分間で「これ、無理だ…」と後悔した、あの日の寒さを今でも覚えています。
あなたのせいではないのです。これは、冬の札幌の環境を知らないと、誰もが陥ってしまう失敗です。東京の服装が通用しない理由は、大きく3つあります。
- 「気温」のレベルが違う
気象庁のデータによると、札幌の2月の平均気温は-3.1℃です。これは、東京の真冬の早朝よりもさらに寒い気温が一日中続くことを意味します。お洒落なウールコートは、この氷点下の冷気を防ぎきるようには設計されていません。 - 「風」の冷たさが違う
冬の北海道では、しばしば冷たい風が吹きます。風速1m/sで体感温度は約1℃下がると言われており、ただでさえ低い気温が、風によってさらに容赦なく体温を奪っていきます。風を通しやすいコートでは、中にいくら着込んでも暖かさを保てません。 - 「路面」の危険度が違う
札幌の道は、圧雪路や、それが溶けて凍ったツルツルのアイスバーンになっています。東京で履いているような、靴底が平らなファッションブーツやスニーカーでは、確実に滑って転んでしまいます。冬の北海道旅行では、この路面状況が服装や持ち物を考える上で最も重要なポイントになります。
買い足しは2つだけ!手持ち服を活かす最強「レイヤリング」術
「じゃあ、持っている服は全部ダメなの?」と不安になったかもしれませんが、そんなことはありません。冬の北海道の服装の基本原則である「レイヤリング(重ね着)」をマスターすれば、あなたの手持ちの服を最大限に活かせます。
レイヤリングとは、役割の違う服を3層に重ねる着こなし術のこと。このレイヤリングという考え方こそが、暖かさとお洒落を両立させる鍵なのです。

- ベースレイヤー(肌着): 汗を素早く吸って乾かす機能が重要です。ユニクロのヒートテックに代表されるような、機能性インナーが最適です。これが【買い足しアイテム①】です。綿の肌着は汗で濡れると体を冷やすので避けましょう。
- ミドルレイヤー(中間着): 体温を保つ、いわば「魔法瓶」の役割です。ここには、あなたが東京で着ているお気に入りのセーターやカーディガン、フリースがそのまま大活躍します。 屋内ではアウターを脱ぐので、このミドルレイヤーがお洒落の主役になります。
- アウターレイヤー(上着): レイヤリングの最も外側で、冷たい風や雪から体を守る「鎧」の役割を果たします。フード付きのダウンジャケットや、スキーウェアのような中綿入りの高機能なアウターが理想的です。
このレイヤリングを実践すれば、屋外では暖かく、暖房の効いた屋内ではアウターを脱ぐだけで快適に過ごせます。
もう滑らない!安全とお洒落を両立する「神シューズ」の選び方
冬の札幌旅行の満足度は、靴で決まります。これは断言します。なぜなら、滑らない靴は、あなたの安全を確保するための絶対的な必須条件だからです。
よくあるNGな靴の例は以下の通りです。
- ムートンブーツ: 見た目は暖かそうですが、靴底が平らで滑りやすく、防水性も低いため雪が染みてきます。
- ヒールのあるブーツ: 論外です。凍結路面では非常に危険です。
- 普通のスニーカー: 靴底の溝が浅く、雪道や氷の上では全くグリップしません。
安全とお洒落を両立する滑らない靴、つまり【買い足しアイテム②】を選ぶポイントは3つです。
- 靴底の溝が深いこと
- 防水・防寒仕様であること
- くるぶしまで隠れる丈であること
「滑らない靴」の靴底比較
| OKな靴底 | NGな靴底 |
|---|---|
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| 深い溝が氷雪に食い込むことで、滑りを防ぎます。ガラス繊維が配合されたソールなども効果的です。 | 溝が浅く平らなため、氷の上でグリップせず、非常に危険です。 |
最近は、アウトドアブランドからお洒落なデザインのスノーブーツがたくさん出ています。旅行のためだけに買うのは…と躊躇するかもしれませんが、この「靴」への投資こそが、あなたの旅行体験を最高のものにしてくれます。
あるとないとで大違い!マストバイ防寒小物&便利グッズリスト
最後に、服装以外の持ち物で、絶対に持っていくべき防寒小物と、あると便利なグッズをチェックリスト形式でご紹介します。
【三種の神器!必須の防寒小物】
□ ニット帽: 耳までしっかり覆えるものがベスト。頭部からの放熱を防ぐだけで、体感温度が全く違います。
□ 手袋: 防水性のあるものが理想。スマートフォンを操作したい方は、スマホ対応の手袋を選びましょう。
□ マフラー or ネックウォーマー: 首元を温めることで、全身の血行が良くなります。
【あると快適!便利グッズ】
□ スマホ対応手袋: 写真を撮るたびに手袋を外すのは、本当に辛いので強く推奨します。
□ モバイルバッテリー: 寒い場所ではスマートフォンのバッテリー消費が非常に早くなります。
□ 保湿クリーム・リップクリーム: 屋内外の寒暖差と乾燥で、肌や唇は想像以上にダメージを受けます。
□ 使い捨てカイロ: ポケットに忍ばせておくだけでなく、靴用のカイロもおすすめです。
□ 折りたたみ傘: 天気が変わりやすく、湿った雪が降ることも多いため、あると安心です。
まとめ
冬の北海道旅行の準備は、もう怖くありません。大切なのは、正しい知識に基づいた「レイヤリング」と、安全のための「滑らない靴」選びです。あなたのクローゼットにあるお気に入りの服も、ミドルレイヤーとしてきっと北海道で活躍してくれます。
この記事を参考に万全の準備をして、寒さを気にせず、最高の思い出を作ってきてくださいね!
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